はじめに

今回は、実際に自分がプリント基板を発注した際の設定を紹介していきます。なので、これで無くてもいいはずです。あくまでも自分のやり方です。

自分のライブラリを作る

自分専用のライブラリを作りましょう。ライブラリとは、フットプリントをまとめる機能です。使うフットプリントだけをまとめるというやり方でします。これ別にしなくてもいいですが、フットプリントを設定するときに探すのが大変になります。

新規ライブラリーをつくります

1. フットプリントエディターを開きます。


2. [ファイル] - [新規ライブラリー]


3. ライブラリーの設定を行います。


グローバルの設定をすると、次のプロジェクトでも使えるライブラリーになります。プロジェクトにするとこのプロジェクト限定で使えるライブラリになります。

一旦、ここでは、プロジェクトにします。

プロジェクトを選ぶと、保存名を設定しますが、「Library.pretty」となっていると思います。変更するのは、「Library.pretty」だけで、後ろの.prettyは、拡張子で認識しているので、消さないようにします。

ここでは、blogger.prettyとします。

保存するとライブラリー一覧に追加されたものが表示されます。

bloggerを追加したライブラリー画面

4. 使うパーツをコピーする。

パーツ自体は、豊富にあるので探すのに苦労するので、フィルター検索を使って探すと良い。

自分がエフェクターを作る時は、下のような感じの抵抗を使っている。

このタイプは、

[Resister_THT] - [R_Axial_DIN0204_L3.6mm_D1.6mm_P5.08mm_Horizontal]

を使っている。

※2023-08-01 追記

小型タイプの抵抗なら上記サイズ。

通常の1/2Wタイプなら

[Resistor_THT]-[R_Axial_DIN0207_L6.3mm_D2.5mm_P7.62mm_Horizontal]


検索をして対象のところで「名前を付けてコピーを保存」を選ぶ。


保存先は、さっき作った自分のライブラリーを指定する。

自分のライブラリーにコピーされる。

上記と同じ要領で、コンデンサをコピーする。

a) 積層セミラックコンデンサー

積層セラミックコンデンサーの場合だと
C_Disc_D4.7mm_W2.5mm_P5.00mm

b)ポリエステルのコンデンサ

ポリエステルコンデンサーは、上は大きいけど足のピッチ自体は、5mmが多いので
C_Disc_D7.5mm_W4.4mm_P5.00mm

c)電解コンデンサ

電解コンデンサは、データシートを参考に調べたほうがいい。というのもメーカー、容量によってサイズが違う。上記の画像も同じ220uFだけどサイズが違う。
大)CP_Radial_Tantal_D10.5mm_P5.00mm
小)CP_Radial_Tantal_D7.0mm_P2.50mm

5. パーツのホール穴を径を決める。

ユニバーサル基板に合わせます。ユニバーサル基板の穴径は1mmなので、1mm。パッドサイズは、それより1.6mm~1.8mmにします。

a) コピーしたパーツを開く。



b) ホールをダブルクリックして設定を開き、サイズを入力する。

もう片方のホールも設定を変更する。


c)残りのライブラリーにコピーしたフットプリントのホールを全部変更する。