家のカギを閉めた直後に「閉めたっけ?」となる現象を考える

2026年10月28日水曜日

どうでもいい研究

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【どうでもいい研究】家のカギを閉めた直後に「閉めたっけ?」となる現象を考える

朝、家を出ます。

ドアを閉めます。
カギを回します。
念のためドアノブをガチャガチャします。

閉まっています。

駅へ向かいます。

100メートル。
200メートル。
300メートル。

そして突然、脳内に現れる疑問。

「……あれ? カギ閉めたっけ?」

閉めました。

しかもドアノブまで確認しました。

それなのに、なぜか思い出せません。

今回は、この「施錠後再確認現象」について無駄に研究します。
家出てからしばらくすると、「カギ閉めたっけ?」ってなるんだよね。
閉めたところを覚えてないのか?
閉めたはずなんだけど、その「はず」が不安になるの。
じゃあ最初から閉めなければ、「閉めたっけ?」とは思わない。
防犯を犠牲に疑問だけ解決するな。
今日は最初からダメな方向ね。

まず、条件を決める

今回使う数字は、次の3つです。

記号 意味
d 家から離れた距離
c 「カギ閉めたっけ?」と思った回数
r 実際に家へ戻って確認した回数
A カギに対する不安度
今回も分かりやすい。
全部その辺で数えられる。
不安度以外はね。
不安そうな顔をしてれば高い。

家から離れるほど不安になる

不思議なのはここです。

家を出た直後なら、

「うん、閉めた」

と普通に思えます。

ところが家から離れるほど、

「閉めたよな?」
↓
「たぶん閉めた」
↓
「……本当に?」
↓
「いや待て」

と自信が消えていきます。

そこで本研究では、何の根拠もなく、

A = d × c

とします。

つまり、

家から遠くなり、「閉めたっけ?」と考える回数が増えるほど、不安は大きくなる。
また掛け算した。
500メートル離れて3回考えたら、1500不安だ。
1500不安って何だよ。
戻るか迷う程度には不安だ。

具体的に考えてみる

家から50メートルしか離れていないとします。

「閉めたっけ?」と思ったのは1回。

A = 50 × 1 = 50

この程度なら、

「まあ閉めたよな」

で済むかもしれません。

しかし、駅まで700メートル進んだところで、 すでに4回、

「カギ閉めたっけ?」

と考えていた場合、

A = 700 × 4 = 2800

となります。

2800不安は?
電車に乗ってからも気になるレベル。
ちょっと分かる。

そして最悪のタイミングで不安が限界を超える

なぜか人間は、家から10メートルの位置では決断しません。

かなり離れてから急に、

「やっぱり確認しよう」

となります。

駅の直前。

バス停に着いたあと。

車で5分走ったあと。

そういう、

戻るのが一番面倒になった地点

で不安が最大になります。

これ。本当に家から離れてから気になる。
脳が戻るコストを最大化してから警告してる。
嫌がらせ機能みたいに言うな。

戻ることを決断した場合

家からの距離を

d

とします。

確認のため家に戻り、 また同じ場所まで移動する場合、 追加移動距離は、

2d

です。

500メートルの地点で不安になれば、

500 × 2 = 1000m

つまり1キロ余計に歩きます。

カギを確認するだけで1キロ歩くの?
健康にはいい。
防犯不安を運動習慣に変換するな。

そして家へ戻る

不安に耐えきれず、家へ戻ります。

ドアの前へ到着します。

確認します。

カチャ。

閉まっています。

……閉まってる。
だろうな。
何のために戻ってきたんだ!
施錠されていることを確認するためだ。
正論なのが余計腹立つ。

なぜ閉めた記憶が消えるのか

問題は、本当に記憶がないわけではないことです。

毎朝、

ドアを閉める
↓
カギをかける
↓
ドアノブを確認する
↓
出勤する

という同じ行動をしています。

すると今日の記憶と昨日の記憶が似すぎています。

「閉めた記憶」はあるんだけど、今日の記憶か分からないんだよね。
昨日の施錠データを今日のものとして読み込んでる可能性がある。
人間の記憶をキャッシュみたいに言うな。
キャッシュクリアすればいい。
方法を教えろ。

一度戻ると翌日も戻りやすくなる

さらに問題があります。

一度、

r = 1

つまり家へ戻って確認した経験があると、 翌日また不安になったとき、

「昨日も不安になって戻ったな」
↓
「今日も確認したほうがいいかも」

となりやすくなります。

そこで、再確認癖を、

C = c × (r + 1)

とします。

また新しい式が出た。
戻った実績があるほど、次も戻る。
まあ分からなくはない。

不安をゼロにする方法

最初の式は、

A = d × c

でした。

したがって、

d = 0

または、

c = 0

なら、

A = 0

となります。

cを0にするなら、「閉めたっけ?」って考えなきゃいい。
難しい。
dを0にするなら?
家から出なければいい。
出勤できない。
防犯上は非常に強い。
社会生活が非常に弱い!

一ノ瀬式・施錠不安完全解決法

もっと簡単な方法がある。
何?
カギを閉めない。
またそれか。
「閉めたっけ?」という疑問は発生しない。
「閉めてない」が確定するだけだ!
不確実性はゼロになる。
代わりに防犯性能も下がるわね。
今回、防犯性能は式に入れてません。
都合の悪い項目を式から消すな。

もう少しまともな対策を考える

さすがにカギを閉めないわけにはいきません。

そこで現実的には、

・施錠したときに「閉めた」と声に出す
・ドアノブを確認する
・スマートロックなどで状態を確認できるようにする

といった方法が考えられます。

「カギ閉めた」って声に出すのは良さそう。
毎朝動画を撮ればもっと確実だ。
毎朝?
「2026年10月2日、施錠確認」と言いながら撮影する。
出勤前に証拠保全するな。

さらに完璧を目指すとどうなるか

カギを閉めた瞬間に会社へ報告すればいい。
なんで会社に?
第三者の記録が残る。
上司に「施錠完了しました」って毎朝送るの!?
私のところには送らないでね。
……個人管理に戻します。

結論

今回の研究では、カギに対する不安度を、

A = d × c

としました。

ここで、

d = 家から離れた距離
c = 「閉めたっけ?」と思った回数

です。

つまり、

d ↑ ⇒ A ↑

さらに、

c ↑ ⇒ A ↑

となります。

以上より、 「カギ閉めたっけ?」という疑問は、玄関ではなく、戻るのが面倒になった地点で最も強くなる。 Q.E.D.
これで明日から安心して出かけられそう。
出るときに確認すればいいだけだからな。
二人とも、そろそろ会社に戻るわよ。
はーい。
…………。
どうした?
家のカギ……閉めたよね?
研究、何の役にも立ってないな。
本研究から得られた最も現実的な対策

家を出るときに施錠を確認し、自分なりの確認方法を決めておく。

なお、「閉めたかどうか悩みたくないから最初から閉めない」という方法は、 疑問はなくなりますが防犯上まったくおすすめできません。
※注意
本記事の「A = d × c」および「C = c × (r + 1)」は、外出後にカギが気になってしまう日常現象を楽しむために作った架空の式です。心理学や防犯研究における正式なモデルではありません。

なお、家まで戻って確認した結果、毎回ちゃんと施錠されている現象については、「だったら最初から自分を信用しろ」という結論で本研究を終了します。

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