【どうでもいい研究】高速道路で車線変更すると元の車線が速くなる現象を考える
自分の車線は動かない。
隣の車線はどんどん進む。
そこで意を決して車線変更します。
すると、なぜか――
さっきまで自分がいた車線が急に進み始めます。
しかも、さっきまで自分の前にいた車が、ものすごく気持ちよさそうに先へ行きます。
今回はこの現象を、難しい交通工学ではなく、分かりやすい数字を無駄に使って研究します。
まず、条件を決める
今回は、次の3つだけを使います。
| 記号 | 意味 |
|---|---|
| a | 渋滞中に車線変更した回数 |
| b | 車線変更後、元いた車線で自分より先へ進んだ車の台数 |
| c | 「元の車線どうなった?」と確認した回数 |
後悔の大きさを式にする
車線変更で最も大きな問題は、 時間を何分失ったかではありません。
「あっちにいればよかった」という精神的ダメージです。
そこで、後悔度を
とします。
そして今回、強引に次のように定義します。
つまり、
元の車線に抜かれるほど後悔する。
その様子を何度も確認するほど、さらに後悔する。
という式です。
具体例で計算してみる
たとえば、渋滞中に2回車線変更したとします。
その結果、元いた車線で5台の車に先へ行かれました。
しかも悔しくて、元の車線を6回確認しました。
すると、
後悔度は60です。
実は一番危険なのはcである
ここで3つの数字を見てみます。
車線変更回数の
は、すでに変更してしまった以上、過去のことです。
元の車線に抜かれた台数
も、自分ではどうにもできません。
しかし、
だけは自分で増やしています。
つまり、
では、後悔をゼロにする方法
後悔度は、
です。
掛け算なので、どれか1つを0にすれば、
になります。
bを0にする方法も考える
もう一つあります。
元の車線に抜かれた台数
を0にできれば、
です。
車線変更を繰り返すとどうなるか
ここで、さらによくある行動を考えます。
右へ移る。
左が進む。
悔しいので左へ戻る。
すると今度は右が進む。
また右へ移る。
↓
左が進む
↓
左へ戻る
↓
右が進む
↓
再び右へ移る
この場合、車線変更回数
だけが着実に増加します。
したがって、
となります。
最も後悔する人を考える
では、この式
から、どんな人が最も後悔するのでしょうか。
答えは簡単です。
・移動するたびに元の車線に抜かれる
・その様子を毎回確認する
人です。
合理的な解決法
この研究から導かれる、一番まともな解決法は、
です。
つまり、
ことが重要です。
結論
今回の研究では、
という、非常に根拠の薄い式を導入しました。
しかし、この式から一つだけ確かなことが分かります。
車線変更後に何度も元の車線を確認すると、
となり、後悔も増えます。
また、焦って車線変更を繰り返すと、
となり、さらに後悔します。
車線変更は、安全確認を行い、必要な場合だけ行いましょう。
なお、後悔度を下げる目的でサイドミラーを外したり、元の車線の流れを止めたりすることは、数式上どうであれ普通にダメです。
本記事の「R = a × b × c」は、渋滞中のあるあるを無駄に数式化するために作った架空の式です。交通工学上の正式なモデルではありません。
それでも、車線変更した直後に元の車線ばかり見てしまう人は、少しだけcを減らしてみると精神衛生には良いかもしれません。

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