複線図自体は、前回の内容で書けるようになるはずですが、一部補足とリングスリーブの説明をこの回でします。

前回の白線合流(帰り道)ですが、分かりにくいかな?と思い、イメージしやすいものを書きました。

前回のレイアウトを変えてみたものがこちら。




もし同時に2つのRを1つのスイッチで行うから、下の画像のような感じになる。


以上が、補足説明。

ここからは、できることなら、しておいた方がいいと思う内容を書く。
複線図に長さを書いておいたほうが楽です。ミス防止につながります。

例えば、前回のケーブルの長さを見て書いておきましょう。
(※スイッチとボックスの間だけ、VVF1.6-3Cになります。)



電線の行き、帰りの確認チェックの方法です。
例えば、下の画像のようなのがあったとします。VVF2.0-2Cとかですね。この2Cは、2本の線と言い換えられます。

つまり、下の画像のような感じです。
3Cは、3本あるよということです

複線図を書いたときに、「あれ、3本じゃ足りない」って時は、もっと効率よく回せる配線があるってことです。例えば、渡り線を使えば、1本減らすことが出来るとか。



次の話。

リングスリーブの刻印

リングスリーブの刻印に関しては、コツがあります。
点数計算で覚えるという方法です。画像の左側を見てください。
1.6mm を 1点、2.0mmを2点として、接続する箇所が何点になるかで、判断する方法です。


画像の右側を参考に出してみましょう。
上記の画像の左側にVVF2.0が、あります。これは、2点、あとの上と右は、各1点。合計は、4点なので、「小」。
このリングスリーブの刻印も余裕があれば、複線図に書いておくと分かりやすいですよ。



ここまでが複線図の基本になります。
自分は、5分以内を目指しました。5分は、慣れれば、出来ます。実際、3分程度で出来るものもあります。まず5分を目指してみましょう。

この概念が分かれば、複線図の丸暗記なんて不要です。

その場で書きましょう。ただし、テキスト等を参考に一通りは、書いたほうが良いです。3路スイッチがある場合、「あれ、VVF1.6-3Cじゃ足りない。VVF1.6-2C×2でないと無理。」と思わぬ書き方をしたりします。