もう戻れない場所で ― ギャンブルに人生を賭けた人の末路


ギャンブルで「勝てる」は錯覚

ギャンブルをする人は、こう思っているかもしれない。

「いつか勝てる」
「もう少し続ければ取り戻せる」

だが、冷静に数字で見れば、それがいかに無謀かがすぐにわかる。

【ケース1】パチンコにハマった場合

  • 平均回収率:85%
  • 毎月の負け額:3万円
  • 年間:36万円の損失

1プレイごとの期待値:100円 × 0.85 = 85円

→ 100円使うたびに15円損

→ 1日1000回転なら、1万5000円が消える

【ケース2】競馬にのめり込んだ場合

  • 控除率:約25%
  • 1レースあたり5000円
  • 月20レース = 月10万円

期待値:5000円 × 0.75 = 3750円

→ 1レースごとに1250円損

→ 月2万5000円、年30万円の赤字

【ケース3】宝くじで人生逆転を狙う

  • 1枚300円
  • 期待値:約140円(払い戻し率45%)

期待値:300円 - 140円 = -160円

→ 年間3万円買えば、1万6000円の損失

→ 10年で16万円失う

結局、誰が勝つのか?

答えはシンプル:胴元が勝つ。

期待値を“必ずマイナス”に設計することで、彼らは負けない。
100万円あれば、確実に15〜55万円を利益として抜かれる仕組み。

人生を変えるには「ギャンブル」ではなく「自分の意思」

ニュースの中のあの人も、最初は遊びのつもりだったのかもしれない。

だがギャンブルに「終わり」はない。

勝てばもっと、負ければ取り戻すまで――。

失ったのはお金だけではなく、信頼、職場、家族、自分自身。

期待値がマイナスの行為に人生を賭けるな

ギャンブルがくれるのは夢ではない。損と後悔だけだ。

同じお金を賭けるなら、「自分」に投資を。