DataTableは「使い捨て」だけではもったいない
C#で業務アプリを作っていると、DataTableはほぼ必ず使う存在だと思います。
多くの場合は「DBから取得 → 画面表示 → 処理して終わり」という一時データ扱いになりがちです。
でも実は、DataTableはJSON形式で保存できます。これを活用すると、 開発効率と安全性が一段上がります。
- DataTableをJSON保存するメリット
- 目標:DataSet(テーブル群)として保存する考え方
- 目標:API連携に流用できる形にする考え方
DataTableをJSON保存するメリット
① スナップショット保存ができる(最大メリット)
処理前の状態をそのまま保存できます。例えば、 一括更新前、CSV取込前、自動処理前、AI処理前など。
・その時点の状態を再現できる
・ロールバックができる安心感が出る
・「試す→戻す」ができて改修が速くなる
② デバッグと検証が楽になる
JSONは人間が読める形式です。だから、 バグ発生時の状態保存、ユーザー環境の再現、テストデータ共有が楽になります。
「この画面の表示がおかしい」→ その時点のDataTableをJSONで保存 → こちらで即再現
③ API連携にそのまま使える
JSONはAPIの標準形式。DataTableをJSON化できると、 Web APIへ送信/他システム連携/JavaScript側で利用などに流用できます。
今はデスクトップアプリでも、将来API化したくなった時に「形」がそのまま使える。
④ DB負荷軽減(キャッシュ用途)
初回:DB取得 → JSON保存
次回:JSON読込 → 即表示
という形にすると、表示高速化&DBアクセス削減ができます。オフライン表示にも強いです。
⑤ 設定保存に最適
DataTableは設定テーブルとしても使えます。例えば、 列マッピング、ユーザー設定、フィルター条件など。JSONは軽量で管理しやすいのが強みです。
⑥ 環境移行が楽
JSONは環境依存が少ないので、開発→本番、テストデータ配布、一部データの持ち出しが手軽です。
⑦ 差分比較ができる
JSONはテキストなので、Before/Afterの差分が取りやすいです。 Git管理もできるため、変更追跡がラクになります。
目標①:DataSet(テーブル群)として保存する
DataTableは「1テーブル」ですが、DataSetは複数テーブルをまとめて持てます。 イメージとしては、メモリ内の簡易データベースです。
- 処理前の「テーブル群スナップショット」
- 検証用のデータセット保存
- 小規模データのバックアップ/移行
これは「本番DBの完全バックアップの代替」ではなく、作業用スナップショットとして強い。
目標②:API連携に流用できる形にする
DataTable→JSONを取り入れておくと、自然とAPI連携へつながります。
「いずれWeb化したい」「社内APIで分離したい」という時に、データの形を流用できます。
- Web API送信(POST/PUT)
- 他システム連携(データ受け渡し)
- フロントエンド分離(将来的な拡張)
まとめ
DataTable/DataSetをJSON保存するのは、単なる保存形式の話ではありません。
スナップショット、デバッグ、キャッシュ、設定管理、環境移行、そしてAPI連携まで見据えられます。
「再現できる」「戻せる」「比較できる」
→ 安心して改修できて、開発スピードが上がる。

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